京都という立地を最大限に活かした「坐禅会」を、東福寺の塔頭である光明院にて開催いたしました。
本イベントは、他のビジネススクールにはないDBSならではのアイデンティティや意味を形にしたいという想いで企画されました。
スティーブ・ジョブズが傾倒し、アップル製品に大きな影響を与えたという「禅」。マインドフルネスの観点でも坐禅は世界中のビジネスパーソンから注目されています。今回は、坐禅の名門である臨済宗で10年以上の修業を積んだ藤田住職に、直接ご指導頂きました。
今回は心を整えることを目的とし、初心者向けにゆるやかに行い、住職による警策(肩・背中を棒で打つ行為)も希望者のみに行いました。
■ イベント概要
日時:2024年3月30日
会場:東福寺塔頭 光明院
講師:藤田慶水氏(臨済宗光明院住職)
工程1:○ 境内・庭園見学、藤田住職による坐禅(10分×2)
工程2:○ 通常非公開の茶室にて精進料理昼食、および住職による質疑応答
主催:DBSN事務局
第1部:庭園見学、座禅
当日は午前中に光明院に集合し、美しい境内や庭園を見学した後、藤田住職による坐禅指導と講話が行われました。
プログラムは、初心者である大半のビジネスパーソンが参加しやすいような工夫を凝らしました。いきなり長時間の坐禅を組むのではなく、まずはご住職から「禅の考え方」についての講話をしていただきました。
ビジネスリーダーがどのように禅を取り入れているのか、また、現代社会を生きるビジネスパーソンにとって禅がいかに私たちを助けてくれるのかといったお話をいただきました。
その後、実際に坐禅を組む時間を設けましたが、10分~15分程度のセッションを2回行うという取り組みやすい構成としました。
第2部:精進料理昼食、質疑応答
坐禅の後は、通常は非公開とされている趣のある茶室に移動し、
「矢尾治」という有名なし出し店による本格的な精進料理をいただきながら、ご住職との質疑応答や参加者同士の交流の時間を持ちました。
ご住職への質疑応答でも、参加者から活発な質問が飛び交い、非常に熱量の高い学びの場となりました。本イベントには約30名弱の方にご参加いただきました。お寺での坐禅会としては非常に適正な規模感であり、落ち着いた雰囲気の中で進行することができました。
▼事後アンケートや感想
「日々の業務に追われる中で、心身を落ち着け、自分自身を振り返るちょっとした良い時間になった」「座禅については、勝手に難しく考えていましたが、心を無にするのではなく、あるがままを受けれるとお聞きして、座禅をすることのハードルが下がりました。精進料理は、上品な味わいで大変美味しく頂きました」
「ありのままを受け止めるということを意識するようになり、少し心が穏やかに保てる時間が増えたように思います」「地域に根ざすことの大切さを実感しました。」等という声が多く寄せられました。
神社仏閣の訪問は、ともすれば非科学的でビジネスとは無関係なものと捉えられがちですが、第一線でビジネス書や対談にも関わるご住職の講話を通じて、禅の思想がビジネスに直結する有用な考え方であることを参加者に体感していただくことができました。
「1日5分でも、椅子の上でもいいから坐禅をする(静かに座る)ことに意味がある」というご住職の言葉は、多忙なMBA生にとって大きな金言となりました。今後も、ただ京都の街を知るだけでなく、ビジネススクールで学ぶ人々にとって新たな視点や思考のフレームワークを提供できるような、京都ならではの企画を継続していく価値が十分にあると感じています。


